「鞠絵ちゃん!」


 ワタクシは鞠絵ちゃんの入院している療養所の鞠絵ちゃんの病室に駆け込んだ。


「春歌ちゃん……?」


 呆気に取られた様子でワタクシをポカンと見る。


「どうしたんですか? 突然……」

「話は後! とにかく外出の準備をしてください!」

「え? えっ?」


 何の説明もないワタクシの発言に戸惑う鞠絵ちゃん。


「あの……それはどういう……? それにお医者さんから許可も取らないでそんなこと……」


 鞠絵ちゃんの反応は当然のものだった。
 でも今は時間がなかった。だから一言こう叫んだ。


「鈴凛ちゃんにもう会えなくなってもいいんですかっ!?」












 

自転車で運ぶ貴女の想い













「しっかりつかまっててくださいね」


 ワタクシは、自転車のペダルを漕ぎながら、後ろの荷台に乗せた鞠絵ちゃんにそう言う。


「は、はい……」


 ワタクシの体に回された鞠絵ちゃんの細い腕に力が入ったのが分かった。

 ワタクシは今、自転車に鞠絵ちゃんと二人乗りで道を走っていました。
 鞠絵ちゃんに療養所を抜け出させ、しかも自転車の二人乗り、
 このような悪行を冒すなどと言う事は普段のワタクシからはとても想像のできないことでした。


「まったく……鈴凛ちゃんは何を考えて……」


 ワタクシは、このような事態を起こさせた張本人に向かってそう愚痴をこぼすのでした。






 事の発端は、1本の電話でした……。












 …………



 ……………………






 ………………………………












 ワタクシは今日、薙刀のお稽古を終えてから鞠絵ちゃんの療養所にお見舞いへ行くと言う予定でした。
 ほんの少し薙刀のお稽古が早く終わり、予定より少し早く鞠絵ちゃんの居る療養所へ向かって自転車を漕いでいました。


    ジリリリリリ……


 ワタクシの携帯電話がセットしている着信音を鳴らしました。

 自転車を走らせながらの会話は危険で、そしてとても行儀のいい行為とはいえない。
 大和撫子を目指しているワタクシとしては、そのようなはしたない真似をしたくはない。
 ワタクシは一旦自転車を止めて、携帯電話を取り出した。
 そこで携帯電話の画面を見て電話は鈴凛ちゃんからだというのが分かりました。


「もしもし、鈴凛ちゃん。どうかなさったのですか?」

『……うん、あのね……―――』


 鈴凛ちゃんの声はそこまでは聞こえましたが、その後は雑音でよく聞き取れなかった。


「……え? 何ですって?」

『だか……―――……アタ……―――……くよ……』

「ちょっと後ろの音が……鈴凛ちゃん、今どこに?」


 こんなにうるさい雑音を発する場所なんて一体どこかと気になった。


『――――――』

「……え?」


 今度は何とか鈴凛ちゃんの声を聞き取る事はでき、鈴凛ちゃんがどこに居るかは分かった。
 けど、


「……空……港……?」


 そこに居る理由が理解できなかった。


『アタシ……言ってたよね……いつか留学したいって……』


 急に後ろで鳴っていた雑音が消え鈴凛ちゃんの声がハッキリと聞こえるようになった。
 でも、代わりにワタクシの頭の中の方がハッキリとしていなかった。


「え、ええ……それが……」

『……今日……行くよ……』


 唐突だった。


『みんなには……黙っていく事になっちゃうけど』


 あまりにも唐突過ぎて言葉の意味が理解できなかった。


『アタシ……みんなに見送られたら……決心が鈍っちゃいそうなの……。
 知らない土地で……ひとりで頑張らなきゃいけないのに……。
 だからね……決めてからの数ヶ月の間、ずっとみんなには黙ってた……』

 鈴凛ちゃんはその後も淡々と話し続けた。
 飛行機の時間、みんなへの伝言、そのほかにも色々と……。
 状況を整理すること。鈴凛ちゃんの言っている言葉を記憶すること。
 ワタクシは整理のつかない頭で、その両方をかろうじてこなしているという状態でした。


『今日、春歌ちゃん……鞠絵ちゃんのお見舞いに行くんだよね……』

「……えっ?」


 その言葉で急に夢から現実に引き戻された感じがした。
 ワタクシの発した言葉は鈴凛ちゃんの言葉への会話になっていなかった。
 しかし、ここに来て頭の整理がやっとついた。


『鞠絵ちゃんに宜しく言っておいて……』


 鈴凛ちゃんは今日、日本から旅立つということを、
 ワタクシ達の前からいなくなるということを、やっと頭で理解した。


『あと……鞠絵ちゃんのこと、お願い……』

「ちょ、ちょっと待ってください鈴凛ちゃ―――」


    プッ…………プー、プー、プー……


 ……電話は、そこで切れた。












 ………………………………






 ……………………



 …………












「あーーーっっ! 本当に何を考えてるんですかあのメカオ○クは!?」


 さっきの事を思い出しながらこの場には居ない鈴凛ちゃんに向かって批難の言葉を吐いた。


「あの……春歌ちゃん……」


 後ろの鞠絵ちゃんが心配そうに反応する。


「はッ! い、いえ……その、すみません……鞠絵ちゃん」

「いえ、わたくしに謝られても……」


 確かに、ワタクシは今、鈴凛ちゃんを批難したのであって、鞠絵ちゃんを批難した訳ではない。
 でもワタクシは鞠絵ちゃんに謝らなければならなかった。
 鈴凛ちゃんを批難されることは、鞠絵ちゃんにとって、自分を批難された時以上に傷つくことだから……
 だって鞠絵ちゃんにとって、鈴凛ちゃんは……特別だから……。






 時間的にはとてもギリギリだった。
 ワタクシが電話を貰った時、鈴凛ちゃんの乗る飛行機の出発まではあと2時間。
 しかし、お稽古場からでは、療養所に寄って鈴凛ちゃんの居る空港まで、2時間ではとても間に合わない。
 鈴凛ちゃんはその時間を見越して電話を掛けたんでしょう。
 でも、早く言いたかったから、誰かに伝えたかったから、
 そういう気持ちがあったからギリギリ間に合わないような時刻に電話を掛けた。
 ワタクシはそう思いました……。

 けれど、鈴凛ちゃんは今日ワタクシが薙刀のお稽古があることは知っていましたが、ほんの少し早く終わったことは知りません。
 そのお陰で、何とか鞠絵ちゃんを見送りに間に合わす事はできそうでした。
 まさかほんの少し早く終わった事がここまで重要な事になるとは……ワタクシ、思ってもみませんでしたわ……。

 いつもの調子なら、電話を貰った場所から鞠絵ちゃんの療養所へ行くのには大体20分程度、その後空港まで行くには1時間半かかる計算でした。
 計算上は十分間に合いますが、鞠絵ちゃんの準備に少し手間取って15分ほど時間を費やしてしまった。
 単純に考えて5分足りない。
 つまりいつもよりも早く漕がなければ間に合わない。
 しかも慣れない二人乗りで。



 しかし、ワタクシはやらねばならなかった。
 全ては鞠絵ちゃんのために……。
























「……どうしてですか?」


 しばらく自転車を漕ぎ続けていると、後ろから鞠絵ちゃんのそんな質問がワタクシの耳に入ってきました。


「なにが、ですか?」


 "どうして"の指すものが分からなかったため、鞠絵ちゃんに聞き返す。


「どうしてわたくしを……? 勝手にこんな事をして……春歌ちゃんまでお医者さんに怒られてしまうのに……」

「お医者様に怒られるのはいつでもできます。でも鈴凛ちゃんには、今日を逃せばしばらくは会えなくなるんですよ」

「春歌ちゃん、今の言葉、前半微妙に変です……」


 …………。

 ……少し速く漕ぎながら話していますから、ちょっとだけ考える余裕がないんです……。


「それに……春歌ちゃんの話からすると鈴凛ちゃん、見送られたくないって……」

「鈴凛ちゃんはそれでいいかもしれませんけど……アナタはどうなんですか?」

「どう……って……」

「鈴凛ちゃんがいつか留学することは前々から分かっていたこと。その"いつか"が今になった。鈴凛ちゃんはそこまでして夢を叶えようとしていた。
 それはいいんです。でも、それを見送りする権利はこっちにあっても良いと、ワタクシは思います」

「…………」

「そして、このまま何も言わずに離れ離れになるとアナタが悲しむと思った。だから、と言うのでは理由になりませんか?」


 しかし、これだけでは理由としては確かに足りないかもしれない。
 鞠絵ちゃんだけではない、他のワタクシの姉妹達にもその権利はある。
 でも、そこまでして鞠絵ちゃんを空港に見送りに行かせる理由はある。
 他の子では理由として足りない、でも鞠絵ちゃんだけには……。


「……好き、なんでしょう?」

「えっ!?」


 今度はワタクシが鞠絵ちゃんに質問をした。


「……鈴凛ちゃんの事」


 そして、"好き"の主語を補うように付け足した。


「そ、それは……」


 ワタクシの質問に戸惑いながら、


「……と、当然ですよ。鈴凛ちゃんはわたくしの姉妹ですし……」

「それだけではないでしょう?」


 鞠絵ちゃんは肝心な事を隠した。
 いえ、隠さざるを得なかった。


「知っているんですよ、ふたりが隠れてお付き合いしているって」

「……っ!?!!」


 だってそれは、一般的には知られてはいけないことだから。

 鞠絵ちゃんから言葉は出なかった。
 けど、動揺したからなのか、ワタクシの体に回された鞠絵ちゃんの腕に込められている力が瞬間的に増幅した。
 背中に触れる鞠絵ちゃんの胸から物凄い速さで鼓動が伝わってくる。
 しばらく沈黙が続いた。

 刹那、


    ガキっ


 ワタクシの足のあたり発せられたそんな金属音が沈黙を破った。
 と、同時にペダルを漕いでいた足に掛かる抵抗がガクンと急激に減った。
 一瞬バランスを崩しそうになる。
 何とかバランスを建て直し再び自転車を漕ぎ始めた。
 しかし、ペダルに掛かる抵抗は、非常に軽いもので、まるで空を切っているかのような感覚だった。
 そしてペダルを漕いでも、まったく自転車の速度は増すことはなかった。


「春歌ちゃん、今の音は……」

「……チェーンが……外れてしまったようです……」


 さっき発せられた金属音、それは自転車のチェーンが外れた音なのでした。
























「よりによって、どうしてこんな急いでいる時に……」


 ぶつぶつ文句を言いながら外れたチェーンをはめ直すワタクシ。


「…………知って……いたんですか?」


 その後ろからポツリと呟くような鞠絵ちゃんの声。


「ええ、もうバレバレでしたわよ」

「……!!」

「……と、言いたい所ですけど……実は偶然知っただけです……」

「……え?」

「咲耶ちゃんと千影ちゃんに教えてもらったんです……」


 ワタクシはある日、偶然聞くこととなってしまった。
 鞠絵ちゃんが鈴凛ちゃんを好きでいる……いえ、愛していると。


「ワタクシはふたりから聞いただけですよ。もっとも、咲耶ちゃんと千影ちゃんにはあっさりバレていたみたいですけど……」

「あの……他のみんなには……」

「咲耶ちゃんたちが話していなければバレていないと思いますよ」




  聞かされてから、それを意識して鞠絵ちゃんをみてみると、確かにその通りだった。


  鈴凛ちゃんに対してだけ向けられる笑顔。
  鈴凛ちゃんにだけ、向けられる特別なこと。


  全て些細なものだったけど……


  そんなアナタを見ていると、

  それを恋と言うには十分だと思えた……。




「おかしいですよね……そんな……」


 同性に恋愛感情を抱くだけでもとても正常なこととは言えないと言うのに、鞠絵ちゃんは更に血の繋がっている相手にそれを抱いてしまったのだ。


「普通は、そうなんでしょうけど……でも大丈夫ですよ……」

「…………」


 鞠絵ちゃんの言葉はなかった。
 でも、ワタクシは構わず続きを話した。


「ワタクシは……いえ、咲耶ちゃんと千影ちゃんも、それを批難する気はありません」


 鞠絵ちゃんは、たまたまそんな相手を愛してしまったのだ。


「……人を想う心にそんなことは関係ありませんから」


 同性だから。

 姉妹だから。

 そんな理由で愛する権利を剥奪してしまう事に、ワタクシは納得がいかなかった。


「それにワタクシの場合は……それを批難できる立場ではないですし……」


 最後にポツリと呟く。


「……え?」

「できました、さぁ、乗ってください」

「……春歌ちゃん、今……」

「鞠絵ちゃん、約束してください!」


 鞠絵ちゃんの言葉を押しのけ、強めの口調で言う。


「ワタクシは絶対に時間までに間に合わせると約束します。ですから鞠絵ちゃんも約束をしてください」

「……約……束……?」

「絶対に、鈴凛ちゃんに今の気持ちを伝える事」

「今の……気持ち……?」


 急に話を変えたので、戸惑ってしまいワタクシの言葉を繰り返すだけになってしまった鞠絵ちゃん。


「言う事は……決まっているんでしょう?」

「……え?」

「アナタが、アナタの好きな鈴凛ちゃんを引き止めるとは思えません。
 今までずっとワタクシの後ろで、きっと、……いえ、絶対応援の言葉を考えていたはずです。
 ですから、それを絶対に伝えてください」

「……信じて……いいんですね……」


 静かに聞く。


「約束のひとつも守れないようでは、ワタクシの目指す大和撫子には到底なれる訳ありませんから」


 その静かな問に、胸を張ってワタクシは答えた。


「…………」


 鞠絵ちゃんは何も言わなかった。
 けど、しっかりと首を縦に振りました。


「それと……あんまり鈴凛ちゃんとは恋人っぽい別れ方をしないでくださいね。
 ……ワタクシ達はともかく他の人にはそう言うのは理解されないはずですから……」


 鞠絵ちゃんの意思を確認した後、自転車にまたがりながら付け足すようにそう言う。


「……時間、間に合いますか?」


 その後、鞠絵ちゃんが自転車の後ろの荷台に乗り、再びワタクシの体にその細腕を回しながら聞いてきました。


「……"間に合うのか?"ではありません、」


 ハンドルをしっかりと握る。
 ペダルに足を乗せる。
 しっかりと前を向いた。
 そして、強くハッキリと続きを断言した。

「"間に合わせる"です!!」
























「……はぁ…………はぁ…………はぁ……」


 こんなに息が乱れたのは何年ぶりでしょうか……?

 苦しい……。
 体中が悲鳴を上げているみたいですわ……。
 普段鍛えているとはいえ……今日は薙刀のお稽古を終えてから自転車を飛ばして……しかも二人乗りで……
 どう考えてもオーバーワークですわ……。



 ……でも、


「約束…………果たしましたわ……」


 飛行機の時間にはギリギリ間に合った……。


「大丈夫ですか……春歌ちゃん」

「ワタクシの事なんて………はぁ………どうでも………はぁ………早く……鈴凛ちゃ……の、とこ…へ……」

「でも……」

「ワタクシの苦労を………はぁ………無駄に……させな…で………はぁ………くださ……」


 言葉が上手く紡げない……


「ワタクシは………はぁ………ここで休んで………はぁ………いますから……」


  ―――ワタクシには構わず速く鈴凛ちゃんの元へ。

  ―――折角間に合わせたのに、アナタがここでまごまごしてては間に合わなくなってしまう。

  ―――一刻も早く、向かってください。

 似たような言葉が頭を過ぎる……。
 でも言葉にできない……。


「春歌ちゃん……」


  ―――ワタクシを心配してる余裕なんてないのに……。


 使い切った力を振り絞るように、一言だけ……たった一言だけ、強く言った。


「早くっ!!」


 少々きつく言い過ぎたせいか、鞠絵ちゃんの体は一瞬ビクッっとしてしまいました。
 しかし、ワタクシの気持ちは通じたようで、


「ありがとうございます……春歌ちゃん……」


 そう一言告げて、鞠絵ちゃんは空港の中へ向かう人込みの中に消えていった……。
 ワタクシは、そんな彼女の背中を目で追いながら、つくづく自分のお人好しさ加減に呆れ返るのでした。



  ―――まったく……自分の幸福より……愛した貴女の幸福の方を望むなんて……ほんと損な性格……。






  鈴凛ちゃん……みんなに見送られたら、ですって?
  鞠絵ちゃんに見送られたら、の間違いでしょう。
  ワタクシは、正直アナタに嫉妬しています。

  だから……これは鞠絵ちゃんのためだけではなく、アナタへのちょっとした嫌がらせでもありますわ……。
























「……春歌ちゃん」


 あまりにも疲れていたから、どのくらい時間が経ったかはよく分からない……。
 "もう"なのか、"やっと"なのか、とにかくしばらくして鞠絵ちゃんがワタクシの所へと帰ってきた。


「鞠絵ちゃん……どうでした……?」


 まだ疲れは残っているものの、話すくらいはできるまでに回復していた。


「ありがとうございました……春歌ちゃん……」


 鞠絵ちゃんのお礼の言葉。
 それだけで体中に感じている疲労感は全て吹き飛んでしまったように感じるほど嬉しく思えた。
 実際はまだ体中へとへとなんですけど……。


「……それと……ごめんなさい……。約束、破ってしまいました……」


 しかし……鞠絵ちゃんは続けて、俯きがちに謝り申し訳なさそうにそう言った。


「……鈴凛ちゃんに……気持ちを伝えなかったのですか?」


 少しトーンを落とした声で聞く。
 間に合わなかったわけではない。
 会えたはず、にもかかわらず気持ちを伝えなかった事、そのことに少し苛立ちを感じました。


「……いえ、気持ちは伝えたんですけど……」


 伝えた?
 その言葉にさっき感じた苛立ちは肩透かしをくらったようにワタクシの中から抜けていきました。
 じゃあ約束は守った事に……

 …………。

 ……なんだか周りの視線が痛いような……。
 こんなにふらふらな状態で座っていることがそんなに珍しいこと…………――ー

 …………。

 ……もしかして……この視線はワタクシにではなく鞠絵ちゃんに……?
 だとしたら……


「その……つい、勢いで……」


 そう言って、自分の唇に指を当てる鞠絵ちゃん。
 頬が赤く染まっていた。

 …………。


「…………しちゃったんですか?」


 恐る恐る聞く。


「…………しちゃいました……」


 …………。


「ズラかりましょうっ!」


 ワタクシは鞠絵ちゃんの手を引っ張り、折角回復しかけた体力を振り絞って、
 再び全速力で自転車を漕ぎはじめ、その場を後にするのでした。

 …………明日、筋肉痛で1日寝込むかもしれません……。








あとがき

「"○○できるのか?"じゃなく"○○させる"」な台詞を使った話を、実際に自転車を漕ぎながら考えていたらこんな話ができました。
春歌には、やっぱり自分より相手の方を優先するキャラの方が春歌らしいと思い、
前回しくじった(気がする)『守る為の楯、奪う為の剣』とは正反対の話にしてみました。
ちなみに、春歌は古風だから携帯電話の着信音を"昔の電話風"にしてみました。
…………兄君さま、ごめんなさい。
……しかし、まりりんにすると似たような事ばっかり書いているなぁ……自分(汗


更新履歴

H15・10/22:完成
H15・10/26:誤字脱字修正
H17・6/5:書式他修正


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