●メカ紹介

 

◇「Si・Ster」とは?

 50年前の戦争をあっという間に終結に導いた元・万能有人人型機動兵器。戦争終結後は、政府公認の特殊組織「Prits」が引き取り、様々な活動に利用されてきた。戦争の後始末、人命救助など、様々な分野での活躍により、現在では人々のアイドルとして人気を馳せている。

 特筆すべき点は、コアから生成されるによる「Siフィールド」の形成とオート機体制御システムの高性能化。「Siフィールド」と呼ばれる特殊力場フィールドを常に機体全身に張り続けることにより、従来の装甲よりも桁違いの耐久力を備える。 また、一点に集中させることで攻撃にも転用することも可能。「Si・Ster」という呼称は、この「Siフィールド」を「〜ster=作る者」という所から来ている。
 また、オート機体制御システムは、まるで生物のように超巨大な機体を動かすことを実現する。戦争を終わらせたのも、生産された様々な超兵器を複数運搬、使用できることにより、驚異的な戦闘能力を発揮したことが理由である。

 ただし高性能の反面、機体とパイロットとの相性が重要となり、特定の人間にしか性能を発揮することができないという欠点を持っていた。最も初期型のSi・Ster「サクヤ」においては、たったひとりの人間しか操縦を行えなかった。そのため、Pritsが運用するようになった後も、特定のパイロットがSi・Sterを専用機として扱う形式を取っている。専属のSi・Sterのことは「マイシスター」と呼称されている。

 とりあえず「Si・Ster」の由来までは考えられたけど、「Si」が何の略称かまでは思いつきません(ぇー
 

 

プロトSi・Ster−SAKUYA〔サクヤ〕更新!!

 一番最初に作られたSi・Ster。50年前に勃発した戦争を生き抜いてきた。 性能は万能型。装備により遠隔、近接どんな状況にも応じた活躍をできる。50年前に作られたとは思えないほど高性能で、現存するSi・Sterでもトップクラスの性能。同時にSi・Sterの有効性の高さも証明している。
 反面、自身の認めたパイロット以外の搭乗を認めず、優秀な性能を持ちながらも、パイロット不在のため数十年もの間格納庫で封印されてきた。しかし、可憐と出会い、可憐を自分のパイロットに認め、以後は共に活躍を始める。
 名前が昔の少女マンガに出てきた主人公の恋人(♂)と同じだったことから、可憐には「お兄ちゃん」と呼ばれている。
 
主な武装
Siドライブ・ライフル
 火薬の代わりにSiフィールドを作用させ、実弾を飛ばす仕組みのSi・Ster専用ライフル。同じサイズの火薬製のものより威力、速度、射程の全ての性能が高く、反動も少ない。

ゴクフツーノ・マシンガン
 戦争時代に使われていた、ゴクフツーノ社製のSi・Ster用の巨大マシンガン。Si・Ster用のサイズである意外は普通のマシンガンと変らない。

ゴクフツーノ・コンバットナイフ
 マシンガン同様、戦争時代に使われてたゴクフツーノ社製のSi・Ster用武器。ただし、戦闘よりはワイヤーを切ったり、障害物を取り除いたりなどの雑務用に主に使用されるため、レジスタリア出現前から装備されていた。案外可憐には使い易いらしい。やらないかも、やりたくなるかも? Breakin’。

ツインヒートウィップ
 頭部に装備されたツインテールを模したワイヤーの束を、鞭のように振るって敵を切り裂く。本来は腕部が破損した場合等に使う緊急用の武器。伊達や酔狂でこんな頭をしてる訳じゃなかった!

回転式弾倉付きの杭打ち機
 目標に杭を打ち込んだ後、弾倉内の火薬を炸裂させて杭を高速で前方に撃ち出し、標的を破壊する武器。昔サクヤ用に作られた武装らしいが、可憐には使い勝手が悪いため、お蔵入りとなっている。

ガルバンソード
 山田が特製で製作した装備。山田の思い入れのある昔のアニメのオマージュらしく、作り上げた時は本人は感激で涙したという。だけど使い道はあまりない、倉庫の中でほこりを被っている。

ディア・マイ・シスター
 可憐の強い想いに呼応したサクヤが、Siフィールドを爆発的に増幅させ、機体性能を大幅に上げる“現象”。サクヤの可憐への「愛」がなせる技、とも解釈されてる。Si値の上昇により高い機動性や推進力、フィールドを使用した武装威力の向上などが見られる他、自動機体制御も跳ね上がるため、射撃や回避プログラムもより高性能となる。その状態で、目標に向けて波状攻撃を仕掛ける。当然のごとくエネルギー消耗が激しく、また、「可憐の想いが高まる」という非常に曖昧な発動条件のため、必然的に「切り札」としての使用に限定されてしまう。
 ちなみに、技名は「サクヤが妹のために力を貸し与える」という意味合いでのネーミングのため、ここでの“シスター”は、Si・Sterを指すものではなく、「妹」が適応される。

プロミスト・ランチャー
 レジスタリアが開発した超長距離射程エネルギー砲。本来の名前は「ウリエル」と言い、「ガブリエル」や「リュシフェル」と同じく大天使にちなんだ名が付けられていたが、鈴凛が「そんな大層な名前ガラじゃない」と言って改名された。これにはレジスタリアからの完全な別離の意図もあった。可憐の一言から、基地の立てられたプロミストアイランドより、「約束」の言葉を貰い、この名となる。
 膨大なエネルギーを砲撃に変えて、撃ち放つことができる。その威力は絶大で、衛星軌道の標的を撃ち落とすほど強力。作中最大最後を飾るにふさわしい火力である。反面、相応のエネルギーも必要となり、基地ひとつ丸ごとの全エネルギーと、サクヤの全エネルギーをそれぞれの射撃で消費してしまった。ただし実用する場合は出力をもう少し弱めて撃つことも可能。

 

Si・Ster−RIN2〔リンリン〕

 Si・Sterの中では最も新しく、4年前の隕石衝突の危機から地球を救う目的で製造された。その使用目的のためややパワー重視に仕上げられており、その分機能性が若干劣る。
 サクヤと違い、誰でもパイロットと認めるが、一番相性が良いのは鞠絵らしく、彼女の操縦で本領を発揮できる。何故かドリルが装着されており(当時のミッションには特に不要)、これは設計を担当したメカ大好きな「誰か」の趣味(ロマン)の問題であるとか。
 
主な武装
R2ドリル
 普段は両肩の後ろについていて、使用時は拳部に被せるように接続する。また、ロケットバンチのように撃つこともできる。曰く、巨大ロボットの浪漫。山田さんもお気に入り。

ダイナミックGGブレード
 山田作の趣味全開の特製の武装の、やたらでっかい刀剣。特殊な機構などは一切持たず、ただただ大きいだけの大剣であるが、その大きさ自体が威嚇や牽制の役割を果たしている。しかし、液体金属でできてる訳でも大きさを自在に変えられるわけでもないので運用はとても難しく、劇中でも1、2回しか使われなかった。仕方ないよだってロマンを求めたんだから。山田は相変わらず使い勝手の悪い物を作ってくれるが、鞠絵自身はかなり気に入っていたようだった。

コード・ABC
 正式名称「アクション・ブレイク・コメット(Action Break Comet)」。4年前の隕石破壊任務の際に使われた、リンリン最大出力の一撃。動作としては、対象に向けて超高速で突撃し、目標に正拳を叩き込むという単純なもの。ただし、Siフィールドを極限まで使用することで、機体本体を弾丸のように飛ばす推進力を得て、目標に叩きつける手甲部にフィールドを収束させ破壊力を上昇させ、衝突時の反動に耐えうる耐久性の維持する(厳密には衝撃に対して反対方向にSiフィールドを作用させ、衝撃を打ち消している)などの要素が作用している。
 リンリンはこれを目的に生産された機体であるため、他のSi・Sterと構造が多少異なり、設置できる武装の応用性も制限されてしまっている。また、あまりにも規模が大きく危険なため、使用には相応のチャージ時間と、上からの許可が必要となり、実際に使われることはほとんどない。

 

Si・Ster−KAHO〔カホ〕更新!!

 サクヤと同じく、戦争時代に作られたSi・Ster。サクヤの問題点である「特定のパイロット以外の操縦不可」を解決すべく、汎用化を目的として製作された。
 その結果、パイロットを選ばない反面サクヤに比べ全体的に能力が劣ってしまった。ただし、パイロットとの相性によっては、同等の力も発揮できる。
 現在相性の良い衛と四葉のふたりがパイロットを担当しており、操縦者により近接、遠隔と性能を使い分けて使用されている。時折、システム上でバグが発生するらしく、任務中コケることも珍しくない。そのため、転倒防止、転倒対策機能はバッチリである。
 
主な武装
イラスティック・ロッド
 棒状の武器で、伸縮自在で近・中距離用に切り替えることが可能。また、セレモニーの時、バトンのように回して使用していたこともある。

ゴクフツーノ・マシンガン
 サクヤに装着されているのと同じもの。ただし、機体に合わせて仕様を微妙に変えているため、取っ手にかわいいマークをつけて区別している。こちらにはカホのシンボルでもあるパンジーのマークが記されてる。

フクト・アームマシンガン
 セーラー福渡〔ふくと〕社製のマシンガン。威力は申し訳程度だけど牽制に使える。換装式アームパーツの両手前腕部に内蔵されており、四葉搭乗時にそのアームパーツに換装して使う。カホが複座仕様に改良された後は、取り外す必要がなくなったため固定武装になっている。撃って快感になるかどうかは本人次第?

マロン・ファントム
 戦争時代にもカホに実装されていた武装で、背中に背負ったミサイルポッドから大量の小型ミサイルを発射する。ミサイルの黄色い弾頭が皮をむいたクリにそっくりなため、この名前がつけられたとされている。戦後に一度取り外されるが、50年を経て再び出番が回ってくる。当時に比べ小型軽量化が進んだ新型が、換装パーツとして用意された。一発一発の威力は小さいけれども、チリも積もればなんとやらである。
 カホを複座仕様に改造した後は、白兵戦も想定した、更にサイズと重量の小さくなった「山田カスタム式」が取り付けられる。そっちは切り離しも可能。切り離した後に撃つことも可能。

Dリング・チャクラム
 Siフィールドを保持できる円形の機械にフィールド纏わせ、対象に向けてブーメランのように投げ付ける武器。衛は結局使いこなせなかったので四葉搭乗時のみ装備する。それをいいことに「ドーナッツリング」と勝手に命名してしまった。ちゃんと「ドーナ“ッ”ツ」というのがポイント。

TM・F・ブレッド
 指からトリモチ弾を発射させ相手の動きを止める「トリモチ・フィンガー・ブレッド」。添加物たっぷりなので腐りにくいが味と健康は保証しない!

ダッシュ・ブレードローラー
 足裏部に設置されているローラーブレード。本来は機動力を上げる意味合いでの装備だったが、衛は足技と組合わせて目標を切り裂くのに使用する。本来の使用目的と違うため寿命が早い。使用法は正しく!

パンジーストライク
 チャージしたSiフィールドを目標に照射するカホの内蔵機構。深い青紫色の閃光を放つことと、被弾箇所がパンジーみたいな形を作るということでこの名前になったらしい。本来は「武装による媒体なしで、離れた目標に直接Siフィールドを干渉させられる」というのが特長だったが、衛は当てられないからと手甲部と脚部にエネルギーを集め、格闘スキルを上昇させて直にぶつける用途で使用する。

Wパンジー・コンビネーション
 複座に仕様になったことで、遠近距離両方の性能を生かせるようになったカホの本領。衛と四葉、それぞれ担当する格闘、射撃を、操縦者を切り替えながら1回の攻撃で同時に行う高等技術。
 Siフィールドによる機能性向上させた状態で、まず四葉が全弾集中砲火を仕掛ける。その後、攻撃対象に接近し、衛による近接格闘の乱舞を浴びせ、最後はお互いの「パンジーストライク」を繰り出して勝負を決める! 操縦者の切り替えのタイミングと非常に重要となる。衛と四葉、そしてカホの三身一体があって初めてできる最強必殺技。これにより、メカ・リンリンを駆る鞠絵を圧倒した。
 余談だが、23話にて必殺技名をつけようという話題となり、四葉は「ダブルパンジーコンビネーション・スーパーデリシャス・チェキ&ボーイッシュ・エクセリオン・レボリューション・パーフェクト・ストライク」という名前を提案。対する衛は「いっぱい撃ったあといっぱい殴っちゃうアタック」。……ふたりともなんというセンスの持ち主だろうか。結局、四葉の方を短縮する形で落ち着いた。

 

Si・Ster−ARIA〔アリア〕更新!!

 6年前、リンリンより少し前に開発された新型Si・Ster。元は「Prits」の所有していたSi・Sterで、失敗作の烙印を押され破棄が決まっていた。しかし、破棄直前に春歌の手によって奪われ、路頭をさ迷っていたところを「レジスタリア」によって引き取られる。
 性能はPrits所属のSi・Sterよりも上。これはSi・Ster自身の性能の差というよりは、Pritsとレジスタリアの技術力の差の現れである。また、失敗作と扱われた理由が、サクヤと同じ「パイロットとの相性の問題」であったたことが、皮肉にも春歌の略奪によって判明される。
 
主な武装
アンブレラ
 アリアの主武装。棒状の先端にあるSiフィールドをコントロールする機構で、フィールドを収束させれば槍に、広域に展開させれば盾になる、攻守を切り替えて使用することができる武器。その様子は、名が示す通り傘の形状そのままである。

ハーミット・Siソー
 脚部を覆うスカート状の装甲の先端にSiフィールドをまとわせ、広げた状態で体ごと回転し対象を切り刻む。単なる装甲と思わせておいて、相手の意表を突く隠し武器。フリル状に見える先端の形状は、その実鋸歯のようになっており、目標を「切る」というより「削り取る」。なかなかえげつない武器である。

スワロゥ・ハンター
 弓の形状をした武器。単体で使用することはできないが、アンブレラをセットすることでSiフィールドの矢を放つことができる。

ビクティム・フォーク
 左手の甲に装備されている、真っ直ぐに伸びた鋭い串状の歯が4本突き出た武装。直接破壊を目的としたものではなく、一度目標を突き刺した後、右手の武器で切り裂く、補助的な役割を果たす。洋食のナイフとフォークの扱い方をモデルとして設計されている。

GsROL・パージ
 アリアに装着されているGsROLゴスロリアーマーを着脱させる。守備力が無くなる代わりに、高機動格闘戦が可能となる。武装というよりは戦術である。

大和撫子
 Prits時代の春歌が愛用していた薙刀状の近接武器。アンブレラと色々と仕様が異なり、完全に近接用の武装として作成されているため相当頑丈。激しい衝撃にも耐え切れるため、アンブレラの時は使用を控えていた「百花繚乱」、「雪月花」、「花鳥風月」など、数々の必殺技を扱った。また、アンブレラとの二刀流で「奥義・双鳥衝」という奥義までも編み出す。

 

M・Eca‐RIN2〔メカリンリン〕

 本来のコアの代わりに「M・Eca」を搭載したリンリン。
 M・Ecaは、正式名称「ミラージュ・エクスポート・コア・アプリケーション(Mirage−Export core application)」といい、Si・Sterのコアからその性質を“コピー”することで、Siフィールドの発現と自動機体制御システムを再現する擬似的なSi・Ster。「相性によるパイロットの限定化を解決する」目的で生産されたため、「心」の機能をカットしている。反面、「心」がないことで、オリジナルと比べるとSiフィールドの出力が非常に弱まるため、特徴のひとつであった耐久力は損失してしまっている。
 また、Si・Sterはコアによる「心」で「個体」として分類されるため、機体はリンリンそのものだが、リンリンとはまったくの別物である。
 

 

Lucifer〔リュシフェル〕

 堕天使の名を冠する、レジスタリアの超巨大殺戮兵器。その外見は、お椀に蜘蛛のように八つの足が生えたような不気味な形状。更に機体の円周上に巨大な目が幾つも並んでおり、機体は漆黒に塗りつぶされている。「超巨大」と銘打たれるだけあって、とても大きく、Si・Sterと比べても数倍の体格差がある。
 そのあまりにも巨大過ぎる躯体は、サクヤのコアを組み込み、強制的に制御することで動かしている。組み込まれたサクヤの「心」は、洗脳・催眠と同じ状態に陥っており、サクヤ自身の意志を無視した状態で、パイロットを必要としない自動操縦を可能としている。反面、その制御装置のため超巨体にならざるを得なかった。また、機体を制御することでSiフィールド使い切ってしまっているため、Si・Sterに機能している「Siフィールドによる耐久力の驚異的上昇」は損失している。それでも、機体自体の分厚い装甲で耐久力は相当に高い。
 武装に関しては、実弾兵器、ビーム兵器、Siフィールドを応用した兵器など、様々な武装をその巨体に仕込んでいるが、その巨体は単純な移動だけでも十分な破壊を伴っている。
 本来は、レジスタリアが最初に得たSi・Ster・アリアのコアを積み込む予定だったが、後期型のコアは初期型と比べるとSiフィールドの出力が劣るため、機体を動かすのに必要な出力を得ることができず、サクヤのコアを入手されるまで開発が中断されていた。
 

 

ブラザーズ

 レジスタリアの開発した量産型の擬似Si・Ster。Si・Sterと違い、コアの代わりに「M・Eca(ミラージュ・エクスポート・コア・アプリケーション)」を搭載し、機体の制御を行っている。「M・Eca」はSi・Sterのコアから性質を“コピー”することで性能を発揮するシステムで、ブラザーズはいずれの機体もサクヤのコアをコピーしている。その理由は単純に、初期型Si・Sterのコア性能が最も優れていると判断されたからである。
 「M・Eca」は感情面をコピーすることは出来ないため、いかなるパイロットとも相性が合うことがないが、完全自動自律無人制御で機能することができる。Si・Sterの成功は「自動機体制御システムによる巨体の機動」が大きいこともあり、量産を目的とした意味では成功作であるいえる。
 ネーミングは何かの略称という訳ではなく、単純に「Si・Sterと対角に位置するもの」の意味を込め、「兄弟」の名を冠したという。
 

 


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