Cool Sister













 花穂は、みんなに言えなかったけど、
 ものすごく苦手な人がいるの。

 その人は、花穂が生まれてきてから毎日のように顔を合わせてる。
 ちゃんとお話だってしてるし、おたがいに知らない仲じゃない……。

 でも……すっごく苦手。
 どこか、会うたびに怖がってる花穂がいる。

 会いたくないなぁ……って、毎日思ってる。

 けれど、それが敵わないことだって知ってるし、
 そう考えるのがおかしいって思っちゃう……。

 だって、

 その人、千影ちゃんは……花穂のお姉ちゃまなんだから。



「あ! おかえり、花穂ちゃん」
「ただいま衛ちゃん」

 学校からお家に帰ると、
 偶然、扉を開けた際に玄関で衛ちゃんと目があった。

 衛ちゃんは私服姿で運動靴を履いてる。
 多分、今から出かけるのかな?

「ごめん、花穂ちゃん。 お留守番できるかな?」
「え?」

 突然の、少し急ぐような衛ちゃんの言葉に、
 花穂はほとんど反射的にたった一字の言葉で疑問が口に出る。

「おるすばん?」
「うん、みんな出かけちゃってるみたいで。 ボクも今から出かけちゃうし」

 みんな……お家にいないんだ。
 それは、花穂にはあまり経験がないことで、
 ほんの少し珍しい感じと、
 留守番を任されることに少しの恐怖とありあまるほどの誇らしさを感じる。
 花穂のお家には、パパもママも住んでいないの。
 そのかわりにね、花穂をいれて12人っていうすごい数の姉妹が住んでるの。
 だから、誰かかんかはお家にいるし、
 いないときは誰もいない。

 それにね、花穂にはそれが……すっごい大仕事な気がするの。
 花穂、ドジっ子だから、
 すぐに失敗しちゃうから、
 心配してもらって、助けてもらって、
 お姉ちゃまを頼りにすることはあっても、花穂が頼りにされることはあまりない。
 少しのことでもいい。
 こんな花穂が、だれかの助けになるなら……それだけでもう、
 胸がいっぱいいっぱいになっちゃうほど嬉しい。
 だから、花穂には断る理由なんてなかったから。

「うん、分かったよ。 花穂お留守番頑張る」
「ありがとう、花穂ちゃん」

 よーし、頑張るぞ。
 花穂は心の中ですっごく気合を入れてたの。
 でも、でもね……。

「あ、そういえば……千影ちゃんはすぐに帰ってくるから」
「……え?」

 ちかげちゃんは……すぐにかえってくる?

「それじゃあ、行ってくるね」

 そういい残して、
 まるで男の子みたいに家を飛び出す衛ちゃんの後姿を見ながら、
 花穂は、いっきに肌寒いなにかを感じていた。



 花穂は、千影ちゃんが苦手。

 千影ちゃんはね、いつも静かでクールですっごくかっこいいの。
 それに、いつも着てる服もすっごく大人びてて、
 お顔もすっごく落ち着いてて……花穂もあんな大人の表情できたらいいなぁって思ってる。

 でも、千影ちゃんはそれとは別に、
 ほかのみんなとは少し違うものを感じるの。
 くろまじゅつ……というものをお勉強しているんだって。
 えっと、ゲームにでてくる魔法みたいなものって千影ちゃんは教えてくれた。
 妖怪さんを呼んだり、本物の幽霊さんを見たりお話をしたり、
 たまに花穂たちの考えていることを読むこともできるんだって……。

 すごくかっこいいし、便利そうだけど。
 花穂は、とにかく怖いって思っちゃった。

 だって、花穂が考えてること分かっちゃうんだよ。
 もし花穂がズルっこしちゃっても、分かっちゃうんだよ?

 花穂が……そんな千影ちゃんを怖い怖いって思っちゃうことも。

 千影ちゃんは、そんな花穂にもほかのみんなといっしょに接してくれる。
 無意識に避けちゃったこともあるけど、それでも知らないふりをしてくれるの。

 何でそうしてくれるのかは全くわからない。
 だって、花穂には千影ちゃんの心は読めないから。

 本当は、花穂のことどう思ってるのかな?
 やっぱり……嫌いなのかな?
 当然だよね、避けてる子のことなんて……。

「好きなわけ……なっ……ぐすっ」

 そんな風に思っちゃうだけで、花穂は涙が出ちゃう。

 誰か、違うって……そんなことないって言ってほしい。
 いっしょに住んでる姉妹だから。
 大切な……大好きな、お姉ちゃまだからっ!

 こんなの、千影ちゃんが苦手って思っちゃう花穂が思うの、
 すっごくわがままだって思っちゃうけど、嫌いなんて……思われたくない。

「ち……かげちゃん?」

 花穂は、ここが玄関の先というのを忘れて、
 床にぺたりと座り込む。

 花穂の涙が、大粒のしずくが、
 ぽたりと……また、ぽたりと……、
 花穂のほおを伝って堕ちていく。
 垂れ落ちるじゃなくて……垂れ堕ちる。
 それは、まるで……、
 時計の針がカッカッって動くたびに、花穂の涙が、
 花穂の代わりにおっきな、おっきな底なし沼に……身を投げ出すの。

「千影ちゃんは、花穂のこと好きですか?」

 虚空に向けて問いかける。
 答える本人は……そこにはいない。

「何を……言うのだい?」

 もし、そこに千影ちゃんがいるのなら、
 そう答えるのかもしれない。

 そんな、花穂の中の千影ちゃんのイメージがそう答えるの、
 そう……それは理想。
 そして、願望。
 または……幻聴。

「花穂は……千影ちゃんがすっごく怖いの」

 そう続けると、たぶん千影ちゃんは、
 かすかな間の後に……そう答えると思う。

「そう……だね」

 そこで、ほんの少し針が傾いたあと、
 こう……話してくれたら嬉しい。

「ふふっ……見てれば分かるよ。 花穂くんが、私を恐れ……避けてることくらい」

 そう、表情はまるで変化させずに。
 なのに話し方は、ほんの少しだけほほえむように。

「でも……そうだね」

 今いないはずの千影ちゃんの、
 ものすっごく時間をかけてゆっくり吐く長い息が感じるよう……。

「たまには、私にも……君のかわいらしい笑顔を見せてほしかったな」

 ……え?

 その返事は、花穂の想像のものとは違うことば。
 そして、花穂の妄想にしては……なまなましい温もり。

「太陽の光をいっぱい吸った笑顔……それこそが、私の欲する花穂くん……なのだから」

 そんな千影ちゃんの唇が閉じる前に、
 花穂は閉じこもっていた心の扉を破り、
 その瞳に光を吸わせて目前を見開く。

 そこには、今まで見ていた光景と同じロングスカートの姿。
 そのロングスカートには見覚えがあるの、千影ちゃんのもの。

 そっと、花穂はそのお顔を上に上げる。
 そこにはね……いたの。
 心配そうな、花穂も見たことのない、
 ものすごく、痛そうな、悲しそうな千影ちゃんの姿。

「ち……かげちゃん? 千影ちゃんっ!?」

 えええっ、千影ちゃん。
 何でここにいるの!?

 いいっ、いま何時?
 いつのまに帰ってきたの?

 ここはどこ、わたしはだれ……って記憶喪失じゃなくて。

 ふええっ!?
 もしかして、花穂の独り言全部聞いてた!?

「ちっ、千影ちゃん」
「……どうしたんだい?」

 千影ちゃんは、そう花穂に聞いてくるの。
 その言葉は、とても優しくて……心にしみこんで、安心する。

 でも、安心できない問題が……その先に潜んでいるから。
 どこからが花穂の想像で、どこから本当の千影ちゃんの言葉なの?
 どうして、千影ちゃんそんなに辛そうな顔をするの、
 花穂がそうさせたの?

「千影ちゃん、花穂を」

 千影ちゃんは優しく微笑む。
 それは、すっごく無表情に近いけど、花穂には分かる。
 笑ってくれてるんだ、花穂のために。

 こんなに、こんなに無理な笑いを。

「花穂を、見捨てないで」

 そして願います。
 花穂の心を読まないで。

「花穂、いっぱいいっぱい悪いこと考えちゃう子だけど、嫌わないで見捨てないで」

 いっぱいの悪いこと。
 千影ちゃんの“心を読むちから”がなくなればいいのに。
 千影ちゃんがこんなに近い存在じゃなかったらいいのに。
 ほかにも、いっぱいいっぱい。

「見捨てるわけ……ないじゃないか」

 確かに、そう聞こえた気がする。

「私は……その真意が分かるから……見捨てると思ったのかい?」

 しんい?
 花穂は、その言葉の意味が分からない。
 けれど多分、花穂が何を考えて、“見捨てないで”って言ったのか。
 それだと思う。

「だって、花穂っ、かほっ!」

 花穂が叫ぶと涙が飛び散る。
 飛び散ったぶん、その倍の涙が目を塞ぐの。
 千影ちゃんは怒ってるの、笑ってるの?
 分からない、分からないよ。

「わかった……わかったから……もうやめてくれ」

 その千影ちゃんの一言が、
 いまの千影ちゃんはどうしているのかが分かった。
 ふわっ――
 千影ちゃんのローブが花穂を覆う。
 千影ちゃんの腕と胸が花穂を包む。
 花穂の頬で花穂の涙に“別の涙”が混ざる。

「ちかげちゃ、っ!?」

 いっしゅん、なにが起きたのか分からなかった。
 千影ちゃんの、き、ききっ、キス。
 か、花穂の、ファーストキス。
 花穂のくちびると、千影ちゃんのくちびるが、くっついてる。
 千影ちゃんの唇は……温かくて、柔らかくて、
 不思議と、安心するの。

「すまない……花穂くん」

 千影ちゃんは、ゆっくりとそのくちびるを離しながら、
 花穂に一回謝るの。

「口を塞ぐしか……君の言葉を止める術はなかった」

 背中に回してる千影ちゃんの爪が花穂に食い込んで少し痛い。
 背中が痛いはずなのに、心が寒い、胸が苦しいよ。
 キス奪われたから?
 違う、でも分からない。

「けれど、許してくれないか?」

 千影ちゃんは、体じゅうをぶるぶるって震わせてる。
 いま花穂を包んでいるのが千影ちゃんだから、
 ものすごくわかっちゃう。

「今……そのままにしたら……花穂くんが壊れる気がした」
「かほが、こわれる?」

 壊れるって、機械の故障とかのことだよね?
 花穂、ロボットじゃ……。
 そう言おうとした瞬間、花穂のぼやけた視界から一瞬だけど、
 しっかりと千影ちゃんの顔が映った。
 いっつもクールで表情の少ない千影ちゃんのお顔は涙でグシャグシャになって、
 お世辞にも日に当たってるとはいえない白い肌は、
 水分を失ったように色素をなくしている。
 まるで、“壊れた”みたいに。

「ごめんなさい、千影ちゃん」

 花穂の止まらない涙が、またすっごい量で溢れる。
 止まらない涙よりも激しく、花穂は叫んじゃう。
 泣き叫ぶって、こんなに辛いんだ、こんなに悲しいんだあ。
 いままでも泣いたことはあるけどこんな気持ちになったことはないよ。

「花穂、千影ちゃんが怖かったの。 千影ちゃんは花穂のこと嫌いなんじゃないかってずっとずっと」

 言葉が止まらない。
 心が寒くて熱いの。

「だって、千影ちゃん心読んじゃうもん。 だから悪いことを考える花穂は嫌いだって」
「もう……いいよ」
「花穂、悪い子だけど見捨てないで、嫌いにならないで!」
「もういい……やめてくれ!」

 ……ち、ちかげちゃん! 怒ったの?
 千影ちゃんが怒鳴り声をあげるなんて、はじめて。

「嫌いになるわけ……見捨てるわけないじゃないか……私がいつ……花穂くんを」

 言ってることは、すっごく分かる。
 いままでだってずっと、花穂を嫌いになる仕草なんて、千影ちゃんはしていない。
 でも……頭が、真っ白。
 すごく濁ってるけど真っ白。
 泣きすぎているから? 疲れているから?
 視界がところけてくる……なんだかボーっとしてくる。

「花穂も、千影ちゃんの心が読めたら……なあ」

 そう言いながら、花穂の意識はどんどん消えていく。
 泣きつかれて、力がプッツンって途切れて……千影ちゃんの胸の中で、その腕に体を任せて。
 そして花穂の意識はゆっくりと消えていったの。



 花穂が目を覚ますと、そこは見慣れないお部屋だった。
 緩く照らす豆電球の光が寝起きの花穂には優しく感じる。
 そして意識が覚醒していくうちに気付く花穂を覗き込む人の顔。

「ち……かげちゃん?」
「気が……ついたかい?」

 千影ちゃんはそう言うと安心したようにかすかにお顔を緩ませる。
 起き上がり、チラっと周囲を見渡すと窓の光を完全に遮断しているカーテン。
 床には魔方陣が書かれてあって、そこから近くに勉強机を発見した。
 本棚には分厚い本がたくさん置いてあって、開いたスペースには蝋燭がしまってある。
 わずかな光“ただそれだけで”全然気付かなかったけど、ここは千影ちゃんの部屋だった。
 いままでずっといっしょに住んでて今日までこんなにはっきり眺めたことはないけど、確かにここは千影ちゃんの。

「……」
「……」

 気まずい空気といっしょに沈黙が流れる。
 気を失う前みたいに涙は出ないし、混乱もしてない。
 けれども、冷静なぶん自分を攻撃するような言葉もでないから何を話せばいいか分からない。

「もう一度言っておくけど」
「へ?」

 前触れもなく、沈黙を破る千影ちゃんの言葉に花穂は振り向く。
 その千影ちゃんの表情は、わずかだけれど花穂の知っている顔じゃない。
 千影ちゃんには似合わないような言葉だと思うけど、“腹をくくった”ような。

「私は……花穂くんを嫌いにはならない……きみが私を恐怖しようと、仮に嫌いだったとしても……殺意を持ってようと。  この先花穂ちゃんが変わろうとも永遠に」

 その言葉は、今まで幾度となく聞いた“嫌いにならない”“見捨てない”よりも説得力があった。
 だって、千影ちゃんは心を読める。
 だから嫌いだったら本当に嫌いだし、けれども。

「私の言い方で言うと……そうだね……きみの魂が好きだ」

 もし好きなら、本当に好きだということ。
 でも、花穂は千影ちゃんを泣かせた。
 だからいっしゅん、そういっしゅんだけ、花穂は千影ちゃんを疑った。
 花穂の何もかもが好きというわけではないと。

「確かに……心の底ではいまだに恐怖し疑う……今の花穂くんのそんな所は……嫌いだ」

 やっぱり。

「だけれど……そんなの些細なことだ」
「些細なこと?」

 そういわれたのは初めて。

「違う……かい?」

 違うかは分からないけど、すっごく嬉しい気がする。

「ありがとう」

 出たのは、YESでもNOでもなく、感謝。

「ありがとう?」
「うん、だって……そういう風に言ってくれたの、花穂初めてだもん」

 言いながら気付く、花穂の本質……何度“見捨てない”って言われても確認しちゃうその意味。
 心の底では信じてなかったんだ。
 “見捨てない”の言葉は、花穂にとって手軽に聞きすぎた。
 だから、花穂を慰めるための言葉にしか聞こえてなかったんだ。
 なんだろう、このすっきりした気持ち。

「やっと……私の前で笑ってくれた」

 一粒落ちる、千影ちゃんの嬉し涙。

「他のみんながいつも見てた花穂くんの笑顔……やっと見れた」

 そっか。 花穂ずっと怖がってたから、「見捨てないで?」って聞いた事もなかったんだ。

「千影ちゃん、泣かないでよお」

 でも、それだけで泣けちゃう千影ちゃんは、もっともっと驚くべきところ。

「しょうがないなあ」

 まるで子供をあやすみたいに、千影ちゃんのお顔を抱きしめる。
 本当は、いつか千影ちゃんを信じれる日が来て、こうして貰いたかった。
 まさか……花穂が千影ちゃんにそんなことをするなんて思わなかったけどね。

「いい子いい子」

 花穂の胸の中で安心しきってくだけだ顔を見せる千影ちゃんを見ていると、かわいさのあまり自然に子供扱いするような言葉が出た。
 いっつもポーカーフェイスでクールでかっこいい千影ちゃんが、花穂に甘えているというのは物凄く誇らしい。
 ちょっぴり、花穂がお姉ちゃまになったような気持ちになって自信がつく。

「まさか……花穂くんにあやされるなんて……思わなかった」
「えへへ」

 感謝の言葉を使わない感想。
 それは応援をした後の“ありがとう”とはまた違う嬉しさと、くすぐったさ。

「花穂くんに甘えてる姿……誰かに見られたらとんだ笑いものだ」
「あー、それどういう意味なの? いいよ。 花穂、千影ちゃんにはこれから応援してあげないもん」
「そっ……それは困る! 明後日……学校で身体測定があって……これでも不安でいっぱいなんだ」

 花穂の冗談に本気で不安がる千影ちゃんは、すでにクールなんてイメージは見当たらない。
 むしろ、どこかホットでついつい構いたく……からかいたくなる。

「冗談だよ、花穂その日はめいいっぱい応援しちゃうね」











 花穂は、千影ちゃんが苦手だったの。

 千影ちゃんはね、いつも静かでクールですっごくかっこいいの。
 それに、いつも着てる服もすっごく大人びてて、
 お顔もすっごく落ち着いてて……花穂もあんな大人の表情できたらいいなぁって思ってる。

 でもね。

 これは、花穂だけの秘密だけど、本当の千影ちゃんは本当はすっごく可愛いの。

 だって……ね。

 


 

 


 Fin and
 To be continued ?


 


あとがき

正直、最後がこんな展開になるとは思いませんでした。

いつかなりゅーさまの書いていないマイナーカプを書きたいと思っていたので、今は出来具合はともかく一仕事終えた気分です。
途中、何度も千影が某百合アニメの白馬の王子と地球温暖化を混ぜたキャラになりかけ焦りましたのは余談として。
さらに結局千影というキャラの原型が残っているかは不明ですが。

2ヶ月前後かかって完成させたせいか、後半が最初のプロットからはずれすぎました。
最初は千影告白シーンあったはずなのに……何最後のLove告白なしでのニャンニャンぶり。
ところで、自分は書いている内に性格が出来上がりそのままキャラを走らせるほうなのですが、
どうやら自分の書く千影はクーデレのようですw
書いているうちに“ちかほ”に路線変更したはずなのに元の鞘に納まった感じがします。
花穂は……即席で新用語を作ると“デレ調”でしょうか……「デレデレ→調子に乗る」の意味合いで。

では、最後まで読んでくださってありがとうございます。




※ クーデレ
ツンデレの亜種の一種で「クール」→「デレ」の意味。
元々は素直クールという言葉の別の読み方で上記の意味は誤用とされているが、
情報によると今では独立したように使われていることもある。
 


なりゅーの感想

Mr.Kさんから投稿されたかほちかSS。
読直後の感想「なにこれ、ヤベェ、上手過ぎ!」。
って、くらい本当に面白かった!

花穂の一人称、ところどころひらがなになっている演出もさることながら、子供っぽいく描けて居ることに技術を感じます。
千影も、千影らしくない行動と言ってしまえばそれまでなのですが、それでも根底にしっかりと「千影」が存在しているの描ききっている。
それに、滅多にないからこそ、受ける刺激が気持ちよかったです。(←ヘンな意味に非ず)
花穂も千影も、作者本人が思っている以上にしっかりキャラクターを表現されていました!
少なくともなりゅーはそう感じる作品です!

内容も、登場人物の心情が克明に描かれていて、すっごく感動しました!
「苦手」が「苦手だった」に変わる過程に、違和感のない説得力を覚えます!
どうも、ちょっとビター風味の負の感情が渦巻いている方が好きなのか(苦笑)、すごくツボにはまった作品です!
花穂ママはナイス、最後の独白ナレーションはよりナイス!

そういえば、ちかかほは現時点ではまだ書いてませんでしたねぇ……(笑
こういう新たな第一人者が生まれてくれることは、とつもなく嬉しいことです!!
花穂と千影でなければ織り成せない……花穂と千影だからこそ生まれただろう、言わば「芯のあるマイナーカプ」を、
たった1話で描ききっているその実力に驚嘆で感嘆で……まあ要するにすごく良かったってことです!!

告白シーンは諸事情によりカット(苦笑)とのことですが、
一気にゴールインより、こうやって徐々に徐々に積み重ねていく薄味の方がなりゅー好みですので、逆に成功です(爆
もしこの続きがあるのなら、次でゴールよりはもうちょっとステップアップのストーリーを続けていって欲しいものです。
というか、いっそゴールしなくても良いかもしれません。
ヘンに「告白→ハッピー」よりもLova告白なしで、ここまで描ききっているという事実の方を評価したいです!
それに初ちゅーは後に続くからこそ面白いし(ぇー

Mr.K式クーデレ千影、しかと堪能させていただきました。
このような良質マイナーカプSSをいただけて、本当にどうもありがとうございました!


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