隠しSS7:あまいゆうわく・エピローグ『ちいさなやさしさ』
主な登場人物:雛子、亞里亞
ジャンル:ほのぼの
隠した理由:短い、即行作った、視点が変わるから、「隠しページも増やしたいなぁ・・・」って思ったから



亞里亞ちゃんは今、ヒナのとなりですーすー寝息を立てて眠っています。
二人だけのバースデーパーティーは、ヒナがケーキを食べ終わった時、亞里亞ちゃんが寝ちゃってたことで終わりを迎えました。
亞里亞ちゃんは相変わらずマイペースだなぁ・・・。

それにしても・・・

「げぷっ・・・」

今日はいっぱい食べたから・・・さすがに苦しいよぉ・・・。






「ごめん・・・なさい・・・・・・亞里亞・・・ケーキ・・・ダメにしちゃった・・・」

ヒナがポンポンになったお腹をさすってたら亞里亞ちゃんが泣いてるようなそんな寝言を言ってました。

「やっぱりね・・・」

亞里亞ちゃんの寝言にヒナはため息まじりにそう言うの。



亞里亞ちゃん・・・亞里亞ちゃんは忘れてるかもしれないけど・・・
亞里亞ちゃんのくれたバースデーカードにはきちんと“大きなケーキ”って書いていたんだよ・・・。
でも実際に出て来たのは小さめのケーキ。
亞里亞ちゃんの事だからもしかしてって思ってたけど・・・。
今日、亞里亞ちゃんに会った時、亞里亞ちゃんの目、赤かったから・・・それでなんとなく分かったんだ・・・。
もともとヒナのためにの用意してた大きなケーキは、
きっと亞里亞ちゃんがガマンできなくなってつまみ食いでダメにしちゃったんだろうね、って・・・。

まあ、ヒナが遅かったのがいけないんだろうけど・・・。



正直、ヒナは助かったと思ってます・・・。







亞里亞ちゃん・・・ビックリさせようとするのはいいんだけど、
お陰でヒナは“だぶるぶっきんぐ”とか言うやつになって大変だったんだよ。
まさか2回も祝われるなんて・・・



あのね、ヒナの用事って言うのは、白雪ちゃんのやってくれたバースデーパーティーの事なんだよ・・・。

白雪ちゃんのパーティーはもちろん、いーっぱいお料理があったんだよ・・・。
その中には手作りケーキも。
しかも“ばらえてぃにとんだ”で“たしゅたよう”のバースデーケーキが・・・。

あとで亞里亞ちゃんのおうちで大きなケーキを食べるからあんまり食べないどこうと思ってたのに・・・
う〜・・・、相変わらず白雪ちゃんのお料理はおいしいから、ヒナ、ついつい食べ過ぎちゃったんだよね・・・。
特に手作りケーキを・・・。

だから亞里亞ちゃんが大きなケーキをダメにした事は正直助かってます。






「・・・雛子・・ちゃん・・・」

眠ってる亞里亞ちゃんがヒナの名前を呼んだの。
ヒナの夢見てるのかな?

「・・・ケーキは・・おおきから・・・まだまだ・・あるの・・・」

あ・・・、ダメになった大きなケーキ・・・ヒナと一緒に食べてる夢・・・だね。

「・・・いっぱい・・・たべて・・ね・・・☆」
「ごめん無理」

眠ってる亞里亞ちゃんに即答で返しちゃった・・・。
だってあの小さなケーキでも結構無理して入れたんだもん。
普段はいっぱいいっぱいケーキを食べたい、って思ってたけど・・・

「げぷっ・・・」

・・・しばらくケーキは見たくもないや・・・。






「雛子ちゃん・・・喜んでくれた・・・?」

亞里亞ちゃんはまだ夢の中。

「亞里亞は・・・雛子ちゃんの事・・・・・大好きです・・・」
「・・・亞里亞ちゃん・・・」

ヒナは亞里亞ちゃんの寝言に返す様にこう言ったの。

「ヒナも亞里亞ちゃんの事・・・ダイダイダーイスキだよ・・・」

ヒナ、亞里亞ちゃんの事はみんなの中で一番ダイスキなんだよ。
だからヒナ・・・亞里亞ちゃんに喜んで貰えるなら大きなケーキが出てきても食べきるって決めてたんだ・・・。
ホントだよ・・・。



だからね、亞里亞ちゃん・・・
ヒナは・・・亞里亞ちゃんが喜んでくれた事が・・・イチバン嬉しいです・・・。
























どうでもいいけど今日の主役はヒナじゃなかったっけ?



あとがき

『あまいゆうわく』の裏話、って言うか後話。
だからそれに伴ってタイトルも全部ひらがなにしてあります。
この話は、 ある人に、雛子の遅れる理由がはっきり明かされなかったのは、あれ?って思われたので作りました、パパッと。
ネタとして雛子の遅れた理由はあったんです。
でも『あまゆう』(←略)は書いたその日、って言うかサイト開設日、 実は朝から日帰りでお婆ちゃんの家行ってて、パソコンに触れたのが16時半から。
それから急いで完成させてアップさせた正直諦めてたBDSS。
だから下手にごちゃごちゃ入れると変になりそうだし、
そうすると混乱して時間掛かりそうだったし、
それにこの話で書いた部分、 雛子視点にしないと書けそうに無かったし、
何よりあの終わり方できちっとシメれたんじゃないかと思いまして・・・。
しかしこの話・・・雛子が大人び過ぎた気がする・・・。
それに、最後の文には、「亞里亞ちゃんが喜んでくれた事が一番の誕生日プレゼントだよ」
って所まで頭が回ってないって意味をこめたんですけど伝わった気がしません(汗)



更新履歴

H15・8/24:完成


 

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